深夜ノリでTwitterに投稿しようと思ったら長くなったので久しぶりにここに置いておきます。
思えば成人してからは精神的にどうしようもなくなった時は水を見に行ってたんだけど(某所にいた時は近所に川・関東にきてからは横浜港または鎌倉の海)、あまり外出できない環境ではひたすら泣く・笑いや楽しみで上書きする・寝て忘れるという選択肢しかなくなってしまったな。
わたしは水がそんなにない環境で育ったからか逃げ場が水なんだけど、高いところからの景色が救いの人は夜景が逃げ場になったりするし、人によってそれぞれ違うのがおもしろいよね。
みなとみらいのウォーキング1時間コースとかあった。暗い山下公園のベンチでカップルがイチャコラしてるのを視界の端に捉えないようにしながら真っ黒な水を見て放心するやつ。某所にいた時は限界すぎて夜行バスからの景色×東京×坂本龍一のピアノが逃げ場だった。
あの頃オフ会で沢山の人に出会った。もう顔も名前もお互い忘れてしまってる人もいるだろうし、楽しいことだけじゃなく思い出したくないこともいくつかあった。でも未熟なわたしにとっては1年のうち10日にも満たないあの時間が、残りの苦しい日々を送るために必要な、唯一深呼吸できる居場所だった。
唯一ってのは嘘で、誰もいない講堂でピアノを弾くことと、誰もいない図書館で村上春樹の小説を読み漁ることもあった。あとふぁぼったーの赤ふぁぼ。ニコ動でボカロ曲やゲーム実況の動画を見たり、大学生ブロガーのネットラジオを聴いたり、会ったこともない人とSkypeしたりTwitterで妄言を垂れ流したりしていたあの頃。
あの頃のわたしが欲しかったものを今のわたしはほとんど持っているから幸せなのかもしれないけど、あの頃のわたしがなぜ地獄にいたのかを今のわたしが説明できるということが幸せなのかどうかはずっとわからないでいる。